製茶方法 碾茶編

碾茶は、お茶摘みしてから、すぐに蒸すことで、酸化酵素の働きを止めます。(日本緑茶のほとんどが、まずこの工程で製茶されます)

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蒸されて熱を持ったお茶葉を冷ます機械です。冷却散茶機とも呼びます。

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蒸機から出ると、すぐに強い風で上へ舞い上がらせます。落ちて来たら、またすぐに次の風で飛ばし4回繰り返し、4つの部屋を舞いながらお茶葉が移動して行きます。

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散茶機から出たお茶葉は、約10mの長さの碾茶炉に入ります。碾茶炉はレンガで作られています。これは輻射熱を利用するためです!(レンガ色でないのは保護のためモルタルが塗ってある)

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碾茶炉の入口には、通気性の良い網目のコンベアが動いています。その網の上にお茶葉が散茶機から舞い降りて着て、摘まれたお茶葉の形状のままで炉の中に入って行きます。

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10mの炉の中を、ゆっくりと下段、上段、中段の順番で一往復半お茶葉は移動します。画像には写ってないですが、下段から出てきたお茶葉は送風機で上段に運ばれます。

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葉の部分と茎の部分を切断して、唐箕という機械にかけ分離します。唐箕とは重さの違う葉と茎を風力で軽い葉を飛ばして重い茎を下に落とす分け方です。

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茎の方が乾燥しにくいので、葉の部分とは別々に更に乾燥機にかけます。

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これが碾茶の荒茶です。葉と茎と一緒に茶問屋で仕上加工されます。碾茶の仕上茶は抹茶に加工され、茎は焙じ茶に加工されます。

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